サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

法律家と診断士

地元診断士協会の研修会新年会に参加した。
「事業承継と不動産」をテーマとした
中小企業診断士不動産鑑定士の先生の
講義を拝聴した。
法律の条文整理から事業承継に関して
節税等の有効な施策は何かということが
聴ける大変有意義な講義だった。
いわゆる士業とは法律家のことである。
弁護士、公認会計士、税理士、司法書士弁理士
行政書士不動産鑑定士社会保険労務士等は
それぞれの領域の法律の専門家である。
一方、中小企業診断士は売上を拡大し
経費を削減し利益を創出する経営支援が
主な役目であり他の士業とは異なる。
「診断士だけ異質だよ」と
ある先生もおっしゃっていた。
しかし「法律はさっぱりわかりません」で
済まされるわけがない。
一次試験の「経営法務」だけでは足りなすぎる。
何から何までを頭にインプットするのは
不可能だが概論を出来るだけ理解し、
必要であれば条文を読み込み解釈できなければ
やはり経営支援はできないと思う。
法律の解釈と適用で利益を産み出せるなら
それを知らないのは診断士としても
失格なのではと思った。
やることは膨大であるが、
逆にそれがやりがいがあるのだとも思う。
日々勉強である。