サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

表現の時代

前回、noteというサービスのことを書いたが、
今はやる気になれば自分が表現したものを
瞬時に全世界に公開出来るようになった。
しかもnoteは課金出来るので、
収益を産み出すことも可能になっている。
人間の表現自体は人生を豊かにすればいいので
あって収益活動は二の次でいいと私は思う。
半世紀以上誰の目にも触れなかった
15,000ページの長編小説「非現実の王国」
を書いたヘンリー・ダーガーのような
アウトサイダー・アーティストが、
ひっそりとかつ確実に世の中にその表現を
公開しているような世の中になればいいなと思う。
まあ、仮にインターネットにそういった芸術が
存在していたとしてもあふれかえっているので
見つけるのも困難であるとは言えるが、
「誰かが見つけられる状態」になっていることは
進歩していることだと思う。
一昔前まではこういうことは考えられなかった。
すごい時代が来たものだ。