サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

Idea5 Explanation 25.9.2018

「1.未完の問題作探索」
ハイデッガーの「存在と時間」は未完であり、
20世紀の最大の問題作と言われている。
存在と時間」のように未完の問題作は
他にもあるのだろうか?

「2.失敗作として有名な著作」
失敗作だけど有名な著作はあるのだろうか?
本人は失敗作と言っているが、
世間からは傑作と言われている著作はありそうだ。

「3.未完という戦略」
存在と時間」はハイデッガーが頓挫した説が
有力だそうだが、逆に始めから戦略的に
未完の作品として書かれる著作もあるかもしれない。
その後は読み手に委ねるという手法もありだと思う。

「4.完全作が存在する未完本」
未完の著作と言われているもので、
完全作が本当はどこかに眠っている
ケースはないだろうか?
あるいは著者が完全作の出版を拒否している
ケースもあるかもしれない。
完全作を他の人が書いたというのも
それはそれで面白い。

「5.時間的制約と教養」
「教養」というジャンルは限りなく範囲が広い。
時間的制約があるため、教養を極めることは
ほぼ不可能である。
また教養と専門はトレードオフの関係にある。
教養ばかりでは専門家になれないが、
教養のない専門家はそれはそれで問題だ。
時間的制約がある中でより良い教養を
身につけられる術があるのなら知りたいところだ。