サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

新入社員の会社選びの基準 ​

新入社員に会社選びの基準に関しての
アンケートの記事が日経新聞にあった。
宇都宮市のあしぎん総合研究所が栃木県の
会社を中心に新入社員にアンケートをとった。
地元の統計である。
会社選びの基準の項目において
「休日の多さ」と「知名度の高さ」は過去最高で
「会社・上司の雰囲気が良い」も高まった。
一方、「自分が働きたい業界・業種」は
過去最低だったようだ。
 「どのくらいまで出世したいか」との問いには
「平社員のままでいい」との回答が過去最高。
「仕事と友人の約束が重なったらどうするか」という
質問には「なるべく仕事を優先」が過去最低で
「なるべく友人を優先」「いつでも友人を優先」
が過去最高だったとのこと。
日本全国あるいは日本の地方都市は
もしかすると同じ傾向なのかもしれない。
「休日の多さ」や「知名度の高さ」が高くなるのは、
気持ちはわかるが過去最高ということで
そういった部分でしか見ていない人が
増えてきているのはやはり問題だ。
これは個人個人の問題ではなく、
社会全体の構造的問題でもあると思う。
以前述べたように日本は起業に対する意識も低い。
「休みたい、スキルアップしなくていい、
会社がなんとかしてくれる」のような
意識の人ばかりになればすぐに他国に追い抜かれ
この国はどんどん衰退してしまうだろう。
このような問題は個人では解決は難しい。
栃木県、宇都宮大丈夫かよ?と思ったが、
気づいた人から動いていくしかない。