サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

開廃業率の国際比較 ​

我が国の開廃業率は他国と比べてどうなのだろうか。
日本、米国、英国、フランス、ドイツを比較した
統計データが2017年版中小企業白書にあった。
21世紀になってからの統計であるが、
我が国の開業率は約5%、廃業率は4%で
欧米諸国に比べると一貫して低い水準となっている。
開業率に関してさらに調べると、
日本は先進国の中でもかなり低いことがわかった。
あるデータではナイジェリアは
開業率が35%と突出していた。
サラリーマンという就業形態が確立されて
いない国は必然的に高くなるようである。
なぜ日本は開業率が低いのであろうか?
いくつか理由があるようだ。
1つは日本では会社設立の手続きが煩雑で、
開業コストが高いこと。
もう1つはそもそも起業意識が低いこと。
他に失敗を許さない文化が根付いてること等がある。
新しいことに挑戦しなければ成長はない。
中小企業診断士としても起業・創業支援には
強くなっておきたい。
この分野も進んで研究していこう。

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2017年版中小企業白書