サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

自動記述

過去の自動記述に表題を与える

3メートルの虎三日月と満月の夜が同時にやって来たコードレスのデバイスブロッコリー・アスパラガス・ハウス宴もなわたけでございますシャキッとリセットおいしいスコーンストーリーがないというストーリー記憶の存在意義ワールドソイソースツアーテキーラ片…

夢のまた夢の股の夢

夢のまた夢の股の夢。股から想起される複雑な感情を思い思いに身の丈に合った言葉選びで慎重にそのまま脳から変換してカルタに書いて並べたら思いのほか喜怒哀楽に直結した遊びの出来あがり。のどぼとけから直接魚の骨を取り出して形を再構成してみる。内臓…

自動記述25

過去の逆再生が始まるぞ!未来は過去の逆再生になるぞ!そう脅された精神病を患う現代人に現在の永遠循環とどっちを取るかを選ばせる神秘主義者の専攻は物理化学であり法医学である。サンダルを履いて砂漠を走るガッツある男の誇りは必ず走る先にオアシスが…

自動記述24

寒気が流れ込んで服が凍る。暖気も流れ込んで服が溶ける。乾燥が進み咳が止まらなくなるので滝に打たれようと決意した狂気の男は向かう途中チーズの湖を発見してワインをぶちまけて転がりまわっている。ノートを開くと白紙のページに自動記述が書き込まれて…

自動記述23

赤と紫、黄と緑、青と黒。細やかな色彩はドアの向こう側に。地図に目を近づけておでこを地図に当てる。目をかっぽじってさらにおでこを近づける。おでこから血が出るとそこから真っ赤な夕日と山岳風景が広がってきた。家から一歩も出ないのに素敵な風景。夢…

自動記述22

国境管理をしている国境なき騎士団がインポッシブルな可能性について議論を交わしている。中継地点では政府の要人がコーヒーを飲んでコーヒー豆をガムみたいに噛んでいる。異言語コミュニケーションが面倒くさくなってジェスチャーで動物の真似みたいなこと…

自動記述21

ラディカルな伝統主義者の後について行け。その道に間違いはない。とめどなくあふれてくるゴミのようなアイデアが駄々洩れダダイズム。カタルシスのノイズがパンクとなり、印象を払拭する。等間隔に刻まれたリズムと等間隔に変わる色彩がメガネの中でぐるぐ…

自動記述20

冒険野郎、全領域アドベンチャーが存在できる時間を計算している中で無駄なものを炙り出している。科学技術と芸術と哲学を行ったり来たりして料理を味見してビール飲みながらそれが無駄なものと理解しながら酩酊状態になる中で容赦のない自己問答。You Lost.…

自動記述19

ココアの底はアソコへと繋がっている。アボカドをアボガドというなんてアホカト思った。ダジャレに狂った枕と仲が良い男は布団に潜り込みながらそればかり考えている。数々の動物の各要素を一つずつ盛り込んだ新しい動物がゆっくりと動き出す。そいつの食事…

自動記述18

意識が朦朧としていた翌日、目が覚めたら翌日、目が覚めたら翌日、敷居が高そうだから踏み込めず、敷居が高そうだから踏み込めず、夜はどうしたって冷えるから潜り込んで潜り込んで12ヶ月と40秒。腰かけたじいさんと腰かけたじいさんが英語混じりの東北弁で…

自動記述17

ドドメ色のオレンジの部屋に迷い込んだ。フードを被っている黒人が横目で俺をみる。ファルセットで会話しようかと思ったが、喉の痛みで諦めた。詰まったリズムがループして死語を使ったラップが部屋中に鳴り響く。水色のタオルで汗をぬぐいアルコール度数の…

自動記述16

キャットフードにガサゴソと手を突っ込んで外に引きずり出したら高額当選したにも関わらず奈落の底へ落ちていった人の手紙が出てきた。「あなたにはやることがあるでしょう」「ただそれをやるだけなのです」「お金は死んだら私が使い切れぬほどあなたに与え…

自動記述川柳5

うるう年 うるうるしてる うるせえやつ潤いが 黄昏空に 失われる丸刈りの 出来そこないが 大盤振る舞い着物着て 獣になって ズッコケる解放の 宣言したら デザート食う早急に 番狂わせて オムライス右左 左右の目には 鬼がいるシール張り 客来るの待つ 霊媒…

自動記述川柳4

蒙古班 猛攻撃で もう来ない 震度3 アルシンドには 届かない シャッターを ガリガリしてる 吸血鬼 ガリガリに 痩せたいあの子に ガリガリ君 請求書 急所に当たって 再見積もり もりもりに 盛り上がってる 森田君 箱開けて CAさんが お茶こぼす ミラクルが 起…

自動記述川柳3

こわっぱが しどろもどろに 竜食べるインド人 ココナッツミルク ソイソース携帯が 携帯されず 定位置管理損益に 切り殺された 会計屋セイグッバイ となりのポポが 待ってるよいつのまに そうめんダイブ パイプいすチューリッヒ ハインリッヒと 仲直りマーケ…

自動記述川柳2

モンゴルが うろうろしてる 海岸で鉄の音 うっとり聞いて 膜破るコオロギが しみじみしてる じじみ汁どうせなら どーんといこうや 筋肉でヨーグルト 途中で気付く 白い液相撲取り ちょんまげ取って お経読む人の手帳 予定を書いて お茶を飲む勝敗が 決まった…

自動記述川柳1

伝説の 恥ずべきことを すっぽかすキリキリと 痛むと言ったら 即減点坊や聞け タイタニックが 沈んだよ洪水が 汚れを見事に さーらさらジパングの スザンヌ連れて 無残ヌよ公私分け しくって反対 大騒ぎキレキレの ズノーはやがて トゥレトゥレにはみ出たら …

診断士川柳か~ら~の~

中小企業診断士川柳ちゅうもんがあるらしい。「中小企業診断士の日」のイベントである中小企業経営診断シンポジウムで結果発表を毎年しているらしい。先日プロコン診断士の先生で診断士川柳に入賞された方にお会いして、その存在を知った。http://www.t-smec…

自動記述15

よし、昨夜の夢の続きが始まった。そうそうそれだ。そうだあの二人昨夜の夢に出ていたぞ。どんな顔だったか。なんて名前だったか。思い出せない。でもそこにいるのだ。顔を見せてくれ。お前らに聞きたいことがあったんだ。逃げないでくれ。場面が切り替わる…

自動記述14

伝統はいつから伝統となる。定義はいらない。いつからソレが伝統になる。いつの間にやら伝統になる。天を仰いで伝統になる。幽玄の世界で鳴り響いた音が聞こえてくる。目覚まし時計がすすり泣き。マントをつけた皇帝が、革新的で過去を切り殺す。ビビりなが…

自動記述13

昨日の夢と今日の夢と明日の夢は続いている。起きた現実が続いているのと同じように。そうであるならば夢と現実を区別する必要はない。「夢を見る」という意味を再考せよ。現実に引き戻されるとは何か。意識とは何か。深く深く考えるのだ。唯一の違いは眠っ…

自動記述12

すーっと入って来て、さーっと流れて来て、ぱーっとやってみて、そうそうそれでいいのです。図面をひっくり返して、こぼれてきた水を顔で受け止めればいいのです。寒くなんかない。氷は凍りたくて凍ってるのではない!怒りの鉄拳をみじん切りにして味噌汁の…

自動記述11

夜は夜でも朝に近い夜。酒は酒でも水に近い酒。届けることが仕事です。届けないことは怠慢です。怠慢の海に溺れている魚みたいにスイスイと泳げたらいいのに。川が引き裂かれるのを楽しみにしている子どもたちのように何の悪びれもなく生きているかのような…

自動記述10

アブラカタブラ油まみれ。ガソリンのリンゴが好物のコンセプトがないコンサート。インド人と中国人がラテン語を喋ってる。日本人とフン族が東北弁を喋ってる。トレイの中は億万長者。うじゃうじゃ歩くおじさんの総資産はマグマの中へキレイキレイ。テカテカ…

自動記述9

うやむやになった曖昧な事件の裏側でよろよろと歩く男のひらめきが街を変えることになる。呼吸が止まり、呼吸が始まる。そのちょうど真ん中でひらめきが待ちくたびれて眠りにつこうとしている。テクノロジーとアートって何?と聞かれてそのハザマのことを50…

自動記述8

燃えていく。燃えていく。後ずさりするくらい燃えている。前かがみになって泣いている。それでも時は過ぎ去っていく。これでもかというくらい打ちのめされる。隣人を信じられなくなる。家の中に閉じこもる。あなた以外は信じられない。それだけでいいと世界…

自動記述7 ​

紅葉の色が目まぐるしく変わる山の上を見れば空も青空と夕焼けの空と目まぐるしく変わる。その異様なスピードに感情がついていけなくなり茫然とその景色を見渡している。聞いたことがある音と聞いたことがない音が交互に鳴り響いて鼓膜を揺らす。波の音と雨…

自動記述6

そもそもモグモグしていたからといって時々コロコロ変わるからといって空中ブランコに乗りながら折り紙で手裏剣をつくる。手裏剣を飛ばしたら紙が鉄になって太ももに10個突き刺さった。血が出るかと思いきや、出たのは緑茶。カテキンからカフェイン中毒。ア…

自動記述5

さあお時間になりましたので、宴もなわたけでございますのでお察しの通り、竹に縄を縛りつけてください。有名無実のロンドン・コーリングになってしまったかのような残念な結果ではありますが、覚悟が出来ているならばいささかも迷いなどないのであります。…

自動記述4

ブロッコリーとアスパラガスで建てられた家にレモンドレッシングをかける。目に染みるのでワインをソーダで割ってベーコンとキュウリを足して2で割ったような料理を注文する。独り言の注文が誰かに届いて、覚悟を決めたヨルダンの男が砂漠で飢え死にしないた…