サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

超一流の俗物の勝ちグセ

「勝ちグセをつけろ」
テーンネイジャッの時に
恩師が私にそう言った。
どんなに些細な勝負事でも
勝ちにこだわれと。
その先に大きな勝利があるのだと。
人生には勝負どきというものがある。
肝心な時に負けてばかりいると
人生全体が負け色に帯びてくるのは
一つの真理なのだ。
そこから抜け出すには
時間の使い方、環境、付き合う人を
自らを半殺しにするつもりで
過去を全否定し強制的に状況を
変えていくしかないのだが
そんなマジメ話は別の機会に。
話を戻そう。
「お前は一流になれ」
恩師は私に続けてそう言った。
しかし私は一流の素質、才能がなく
また競争心が強くない私は
「超一流の俗物」を目指すことにした。
私は真理をねじ曲げることにより
「負け」を「勝ち」に変容させる。
「勝ち」を「負け」に変容させる。
私はそのような世界に身を沈め
覚悟を持って生きていかねばならない。
ナンバーワンになるのは難しいが
オンリーワンになるのも難しい。
着想によりあらゆる真理をねじ曲げ
新たな世界を創造するのだ。
にっちもさっちもうまくいかないと
悩みに悩み抜いている人は
この超現実珍談士の言葉に
耳を傾けてみるのもいいだろう。
深く内省し己の知性を信じ
超一流の俗物道の真髄に
あなたも近づくことができれば
変容した勝利を獲得できるはずだ。
あらゆる示唆を与えることが
この私には出来るのだ。

即興音源即興解説~Neta2017 vol.1~

即興音ネタ解説最初からやってまえっ
ちゅうことで2017年のネタから。

soundcloud.com

01 茶飯事
SPECIAL OTHERSの芹さんに
また音楽やりなよ!と言われつくった。
アフロビートを意識したが
久々過ぎてリズムがズれまくりだ。
音楽が茶飯事に戻ったのだ。

02 LEAK
硬派のロケンロー。
笑わない男がロックしている。
同じリフを1分50秒も弾いている笑。
時間間隔が掴めなかったのだ。

03 Wabi Sabi Invasion
トロピカルギターリフにトライ。
ベースもドラムもマッチしていない。
これは要再考である!

04 Talking To Myself
けだるいベースに硬派なギターが乗っかる。
今つくったとしたら
もう1本高音域のギターを乗せるだろう。

05 Please Teach Me Why I Made This Song
ベースラインはフェラ・クティ風。
ギターはへなちょこガレージパンクスが
アフロビートに挑戦してみました的な
クオリティーになっている笑。

06 Shelter In Shelter
シェルターの中にシェルターがあって
その中にまたシェルターがあって。
砂漠感も彷彿させる音像だ。

07 ILLUSION CHASER
スペインで鳴ってそうなベースリフ。
ギターはちょっとインドに寄ってる。
気の強そうな女が踊っているイメージ。

08 Lazy Barbarism
ベースが伸びる音楽が好きだ。
甘酸っぱさを感じさせるギターリフも
結構気に入っている。
曲にしてもいいかもしれない。

09 Peace Makes You Mad
逆説的に平和が人を狂わせる。
腰にくるダビーなベースラインは
意外とつくるのが得意だ。
アフリカの古来の血が騒ぐのか。

10 SCUM
ずっしりしたベース。
スローなのにヘッドバンギングしたくなる。
ウォーミングアップにも良さそうだ。

11 発情
ダンサブルなネタ。ベースが引っ張る。
途中から入る高音域のギターは
発情している時に分泌される
何かを表現しているのだ。

12 PAPPARAPAA
南米チックなネタ。
ギターリフはロック寄り。
知人にそのタイトル怒られんぞと
なぜか言われた笑。

13 TAWAKE
高校生の時につくったネタを録ってみた。
その時のタイトルは
「忘年」だったような気がする。
若い頃のネタなのでロケンローしている。

ドント・ゴー・クラブ

私はクラブっちゅうもんが苦手である。
クラブと言ってもダンスホールクラブと
言えばいいのだろうか。
まず第一に私の私による私のための音楽が
鳴っていないことがその理由である。
かましくて会話が
ほとんど出来ないのもビミョーだ。
"I don't do drugs, I am drugs. "
(私はドラッグをやらない、
私がドラッグだからだ)主義の私にとって
クスリなどが横行しているのも
吐き気を催させる。
そいでもってスタートが遅過ぎである。
夜10時には超現実の夢の世界に
行かなければならない私は
クラブとやはり相性が合わないのだ。
私は10時のダンスホールクラブのフロアに
畳をしき布団をしき耳栓をつけて寝る。
畳に足をひっかけて
倒れこんでくる奴は許さんゾ!
オンナなら仕方ない許す。
キまってる奴は病院に行け!
そいでもって深夜3時に起きる!
快眠超現実である。
深夜3時にノリにノっているDJを
ドロップキックしてブースから追い出し
君が代を轟音でかける。
国歌斉唱!!!
斉唱したら布団をたたんでフロアに
ちゃぶ台を置いて
ほかほかの白いご飯に
納豆を混ぜ混ぜしてかける!
もちろんカラシも入れて!
ナットウキナ~ゼッ!
正座して納豆ご飯を完食したら
このホールの中で誰よりも冴えている私は
人生がひっくり返る金言を全員に向けて
マイクでがなり散らし
このクソダンスホールクラブを
後にするのだ。
アバヨ。

即興音源即興解説~Neta2019 vol.3~

解説を4回やると1年分のネタは
全部終わってしまう。
そう考えると大してつくっていない。
MOTTO MOTTOつくりたいものだ。

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27 残骸に到達した光
残骸にも光は到達している。
残骸に反射した光が目に飛び込んできた。
そんなイメージの音像。

28 突撃超現実
超現実世界に突撃するとこういう音が
鳴っている(こともあるだろう)。
飛んでいるのか
歩いているのかもわからない。

29 Blue Town
青い街。人は溢れているのに
孤独を感じるような突き刺さる
冷たさと土臭いダブへの憧れ。

30 肉と女と形而上学
私の見解では形而上学は肉と女と
リンクしている。この世界の全ては
感情と官能がまとわりついているのだ。
そんな猥雑な音像。

31 回遊超現実
超現実に突撃した後は
超現実を回遊することになる。
奇妙なハーモニーでヤられそうだ。

32 モッホー
インディアンを彷彿とさせるドラミング。
インディアンクール。夜な夜なモッホー。
モッホーはヱビ語である。

33 I Record You, You Record Me
アップテンポナンバー。ノリノリだ。
人は会うと脳に記録し記録される。
ギターは3本鳴っている。

34 Dandelion Neon
バイオリンのサウンドトラックを用いて
つくってみた。夜の街を歩いていると
タンポポネオンが切なくも咲いていた。
そんな気分の音像。

35 500 Years Diary
坦々と進んでいく時間に
様々な感情が絡んでいく。
そんなイメージ。
500年日記は誰が書き続けるのだ。

36 Against Your Will
アナタの意志に反して
ベースはブンブン進む。
低音に身を委ねるのが正解なのだ。

37 森羅万象繰り合せの上
ザクザクいく攻撃的なベースに
カウボーイ調なギターリフ。
ブルージーな雰囲気もある。

38 DORAEMONに憧れて局所減肉したカワトカズオミ
その神髄に辿り着けない
パイセン、カワトカズオミに迫った音像。
彼はドラえもん
憧れていたことは間違いない。

39 余りにも易々と存在する存在
大地を揺るがすベースライン。
大音量で野外で鳴らせばヤられる奴と
ポカンとしている奴に二極化するであろう。
余りに土臭い音像である。

宿泊視察研修

所属診断士会の視察研修に参加した。
会津若松で宿泊での研修だった。
中小企業診断士珍談道中である。
初日は酒蔵の視察をし
翌日はレタスをつくる植物工場を視察した。
その植物工場は普通のレタスを
つくってはいない。
腎臓の機能に障害を持った方でも
食べられる低カリウムレタスに焦点を当てて
高付加価値食品を生産している。
通常のカリウム含有のレタスと
カリウムレタスの食べ比べをした。
味がまるで違っていた。
カリウムレタスは苦味やエグ味がなく
スッキリした味わいであった。
レタスと言えばサルバドール・ヱビにとって
多幸感の象徴である。
カリウムレタスは苦味やエグ味がないので
甘みを瞬間的に感じることが出来る
瞬間絶頂材であることを知ったのだった。
視察の最後の行程でかの白虎隊も学んだ
会津藩校日新館に立ち寄った。
当時日本一の水準を誇った藩校である。
什の掟」という藩士の子弟が
守らないといけない掟が掲げてあった。
最後に書いてある掟は
「戸外で女と言葉を
交えてはなりませぬ」であった。
ミスターセンクス氏であれば
憤死する掟である。
大河ドラマ「八重の桜」の綾瀬はるか氏の
ポスターが貼ってあるのを見た。
新島八重こと綾瀬はるか氏が
仮にそこに立っていたら
私は掟を瞬間的に破るだろう。
瞬間絶頂レタスを噛みシャキシャキと
音を立てながら彼女に
こう話しかけるだろう。
「ならぬことはないのです。
Do You Know OPAPA?」と。

宇和島のヱビス、仙台のヱビス

四国へ先日行った。
愛媛の宇和島には恵美須町という町が
存在し祖父母は宇和島出身である。
現在、宇和島に縁者はいないが
惠美須は四国に由縁があるようだ。
関東にいるせいか同じ苗字に
遭遇することは皆無であるが
一回だけ漢字も全く同じ惠美須さんに
会ったことがある。
地元のある蕎麦屋さんの大将が
なんと惠美須さんだったのだ。
人生でこんなことは初めてだったので
大将に私も惠美須なんですと
話しかけてみた。
大将は仙台出身の方らしく
仙台には惠美須さんは親戚も
他にもいますよとのことだった。
私は惠美須は西日本にいるのだろうと
勝手に思っていたので仙台にいると聞き
衝撃を受けたのだった。
そしてある時
伊達政宗の長男である伊達秀宗
初代宇和島藩主であることを知った。
宇和島藩と言えば伊達家のお膝元であり
仙台藩宇和島藩は距離は離れているが
深い結びつきがあったようである。
仙台にも宇和島にも惠美須さんが
いることにコレは関係はあるのだろうか?
もっと昔に遡れば
東北以降の大和朝廷政権下に入っていない
人々はえびすと呼ばれていたようだし
一方で七福神のえびすさまが各地で
祀られていることもあり
真の由緒がわからない次第である笑。
私は由緒ある家系ではないのであろうが
自分のご先祖様のことを知れるなら
知ってみたいものである。

即興音源即興解説~Neta2019 vol.2~

即興音ネタ即興解説第2弾。
今年つくった14~26番目のネタを。

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14 穏やかな狂気
ベースが一人でキレているのを横目に
ひんやりして幽玄なリフをギターが冷静に
弾いている感じ。曲にするには難しいか。

15 I Hear Your Voices Echoing
キラキラしたテーマパークでデートしていて
夜になり別れの時が迫りちょっぴり
切なさが混じり出す瞬間の音像。
曲にしてみたいネタだ。

16 Thinking About Thinking
タメ気味のベースとドラムに
ギターがどうしていいか
わからなくなっている感じ笑。

17 懸念
何かを懸念している時に
心中で鳴り響いているものを
シンプルなギターで表現した音像。

18 美しき誤解
令和初のネタ。どっしりしたリズム隊に
諦めと切なさ混じるギターリフが乗っかる。
お気に入り。コレも曲にしてみたい。

19 Dream Optimizer
超現実の夢の世界へ誘う装置が起動した。
浮遊感あるギターリフは少し奇妙で
トロピカルな印象もある。

20 I Protect Your Neck
赤子を抱く時に首を守ろうとする
感情の音像。
高音ギターからの倍音で昇天しそうになる。
コレも曲にしてみたいネタだ。

21 Dance with Lingala Gala
「リンガラ」はコンゴミュージック。
ダリの妻ガラとリンガラダンスする。
知人はこのネタをリピートしていたら
頭がおかしくなりそうだと言っていた笑。

22 Candy Man’s Chewing Gum
キャンディーなのにチューインガム。
くどい感じのギターリフが
キャンディーを叩きつけるよう。

23 Blood in Mirrors
たまにはガレージィなネタを。
鏡の中では血が出ているのに
現実世界では無傷という奇妙な世界。

24 NG Sign
誰かがこのネタをジェームズボンドプラス
ジミヘンとコメントしていた。
私的には暴れるフトシアベである。

25 Share Your Desire
なんでもかんでもシェアする時代。
欲望自体をシェアしてしまえ。
全て溶けてしまえと一人昇天する音像。

26 Lovely Points
ベースがダンサブル。グイグイいくベースに
ギターはチャイナ風のリフで対抗する。
ライブなら中盤戦で使えそうだ。