サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

心理と誠意から導かれた主義の決壊

詳細は書けないが
そこそこ緊迫した記者会見のような
会に先日参加した。
非常にデリケートな問題を抱えており
様々な意見を持った方々が集まる会で
あったので場が荒れることもあるかと
覚悟を決めていたが
炎上することなく会は終わったのだった。
集団心理、大衆心理、個人心理などを
深く考えさせられる機会であった。
共有したい心理と
共有したくない独立した心理。
心理とは最も影響力を持ちかつ
扱いの最も難しいものの一つである。
心理診断士か??
そんなものはないようだ。
危機管理士か??
それはあるらしいが
国家が設置したものでないようだ。
国家が設置するのであれば
「公認危機管理士」となるであろう。
士と志についても頭をよぎる。
士には志が必要なのだ。
経営には誠意が必要だ。
誠意なき経営はいずれ滅びる運命にある。
それと同様に従業員を食わせるという
マインドも長期的に見て危ない。
従業員を食わせるために理念なき経営を
行うのであれば競争原理により
淘汰される可能性が高くなる。
しかし我が社の従業員には
何があっても食わせる!という理念を
持てるのであればそれは強いかもしれない。
その揺るぎないハートが
どこから湧いてくるのかを
想像することはなかなか難しい。
そう。
何を語ろうが主義も決壊するということだ。

行きつくところは概念か否か

中小企業診断士は中小企業支援者として
存在しているので経営者でなくても
経営について考えることになる。
経営診断っちゅうもんは
決まったマニュアルはないにせよ
フレームワークなどを利用し
進めていくわけだが
経営診断の結果、何をどうするべきかは
可視化されることになるが
最終的には経営者がどうしたいかに
全ては委ねられる。
経営者にとって経営は人生の全てではない。
自分にとって重要なものであろうが
言うても人生の一部である。
経営者の企業経営と経営者の人生も
ある程度は理解していかないと
適当なことは言えないと思う。
そう考えると経営支援っちゅうもんは
最終的に概念に行きつくのではないか
という仮説が頭の中に生まれた。
もちろん現実世界に存在する
経営に関する物事をより良い方向に
持っていくために様々な打ち手を
出していき経営者が実行できるように
持っていかねばならないが
なぜ実行していくのかは究極、
現実世界に存在する実物ではなく
人間の頭の中だけにある概念に
辿り着く気がするのだ。
珍談士の戯言であるが
実物の裏側に存在する
概念的なものに敏感になりながら
何をどうしていけばいいのかを
考えていこうと思ったのであった。

老い

年齢を聞かれて答えると
驚かれることがある。
若い人から同じくらいだと思ってました
失礼しました!と言われることもある笑。
言うても少しずつ歳を取っているなとは
自分では感じているのだが
年の取り方というのは個人差が
間違いなくあるように見える。
ダリ先生は若いころから
早く老人になりたいという願望が
あったことが著書を読むと伺える。
老いることにそこまで憧れはないが
イイ歳の取り方は出来ればしたいと
皆思っているだろう。
還暦過ぎてもトゥルトゥル!みたいな
若作りをしたいとは思わないが
自然な歳の取り方と言えばいいのだろうか?
老いを加速させる原因として
過度の飲酒や喫煙そしてストレスなどが
考えられるがやはり遺伝子レベルでの
影響が強いのだろうか。
それとも心の持ちようなのだろうか。
老いというのも
なかなか興味深い対象である。
老いを考えることは
若さを考えることでもあるだろう。
目指すは超現実的老化である。
毎年おぱぱへい!おぱぱへい!!と
言い続ければ遺伝子もおぱぱされ
トゥルトゥルの精神が駄々洩れの
日常がそこに待ち受けているだろう。
さあ水を飲もう!
水を!!!
おぱぱ水を!!!!!

直感的違和感をおぱぱするには

直感的に何か違うといった印象を
抱くことはあると思う。
理論体系が腑に落ちなかったり
笑顔に裏がありそうだと感じたり
色々あるだろう。
この違和感がある場合は
その対象に対して距離を取るべきなのか
どうなのか迷うことがあると思う。
この違和感は言語化されていないだけで
違和感を感じる明確な理由が存在し
それを潜在的に認識している
可能性も大いに考えられる。
その場合は思いつくまま理由を書き出して
出来るだけ言語化することも有用だろう。
しかし拒否感を示している違和感を
じっくり考えるのは
苦痛でもあり億劫でもある。
やっかいな議題なのである。
そして自己っちゅうもんは
変異するものでありその違和感が
変異により解消されるケースもある。
その事例は何か良く考えてみると
変異に伴い違和感が解消され
快感にまで変わるものは
音楽は該当しているかもしれない。
「耳が広がる」という事象である。
自己を変異させることは
無理矢理するものでもないし
全てを受け入れる心になろうと
決心する気にも普通ならなれないだろう。
直感的違和感と存在論について
内省する時間が必要である。

超現実を助長するライブ

先日とあるバンドのライブに行った。
通常はエレクトリックサウンドなバンドだが
アコースティック体制でのライブである。
トーキョーの野外音楽堂へ足を運んだ。
60’sガレージパンク出身である
超現実的放屁芸術家の私は
アコースティックサウンドを聞いて
瞬間的に寝てしまうのではないかとの
不安があったが
その逆で終始絶頂しっぱなしだった。
酒を飲みながらスタンディングすることなく
純粋に音楽をマッタリ楽しむことが出来た。
観客は皆そんな感じであった。
オトナな空間でもありPSYCHOであった。
日本で稀有な存在である彼等だからこそ
成せる業であるのかもしれないが
アコースティックも良いもんだ。
やはり音源では伝わりきらない
曲の持つ良さ、彼等の伝えたいこと、
表現したいことが
生音を聴くと理解できる。
その影響がもちろん全てではないが
スティーブ・ライヒマイス・パレード
真髄をここまで昇華してポップに仕上げる
日本人がいることにいつも驚く。
自分がやっていたバンドが出演していた
ライブハウスのおねーちゃんが
この日のライブオススメよと教えてくれて
ふらっとライブハウスに寄り
彼等のライブを観て脳天にイナヅマが
直撃して20年近く経つが
良い意味で彼等は何も変わらない。
思わずライブ後、
楽屋に飛び込んでしまったのは
ミック・コリンズ率いるダートボムズ
彼等くらいであろうか。
あれからかなりの年月が経ち
私は家庭を持ち、双子の父になり
ついでに超現実珍談士となり
毎日、超現実的放屁をするばかりだが
純粋に音楽を追い続けている彼等は
私の憧れである。
彼等の音楽を一生追い続けたいと思う。
アコースティックにもおぱぱされたゾ!
電気が無くても放屁は出来る!
ビバ・ナマ音楽器!!
スッぺアザマース!!!!!

不完全たる個性

言葉で正確に表現するのが難しく
さらに超主観的な印象であるが
思うことがある。
作られる音楽というものには
どんなものにも個性が宿っていると思う。
あ~この人っぽいね~とか
あ~このバンドっぽいね~とか
良く会話されることだと思う。
音楽における個性というものは
その人の作曲法や演奏におけるクセなどが
反映されてそれが特徴となるものだ。
いわゆるアイドルグループの音楽は
様々な作曲家が提供した曲の集合体なので
グループとしての個性を感じたことはないが
いわゆる作曲家かつ演奏家として
とんでもなく売れている方の中で
その人の音楽を聴いても
個性を感じられないケースがある。
曲としては異常に完成されていて
老若男女が口ずさむレベルで売れていても
どこかで聴いたことがあるような
メロディーが繋ぎ合わせれているように
聴こえてしまう音楽があるのだ。
アレは何なんだろう。
その人の音楽を否定するわけではなく
ある意味プロでその音楽が国内で
流行しているわけだから
影響を産み出している超人ではある。
しかし何故か私には響かないのだ。
そう考えると私は音楽に「いびつさ」を
求めているのかもしれない。
不完全で悪あがきしている音楽でないと
共鳴しないのかもしれない。
う~む。
人工知能よ。
私をおぱぱして見せよ!!!

緊張とプレッシャー

機会あって森末慎二サンの講演を聴いた。
タレントとしても有名だが
1984年のロサンゼルスオリンピック
体操競技で金メダルを取った方である。
金メダルを取った当時の話を聞いた。
森末サンは話が非常に上手で
終始笑いを取りながら話をロールしていき
私は35年前のロサンゼルスにワープした。
オリンピック開催となり
いざ本番となり自分の出番となった時
極度の緊張とプレッシャーで視界は
競技で使う器械しか見えなくなり
一切音が何も聞こえなくなったそうだ。
本番中一度普段では絶対失敗しない
技を凡ミスで失敗してしまったそうで
そこから開き直ったことで視野が回復し
会場の騒めきが聞こえてきたと言う。
競技の鉄棒では連続で10点満点を
叩き出し金メダルを勝ち取った。
開き直った後は冷静さを取り戻し
瞬間的に行われる数々の動作を
感覚的に全て把握しながら競技に
のぞむことができたそうだ。
完全にフローに乗ったと言うことだろう。
来年の東京オリンピックに向けて
栄光を手に入れるために多くのアスリートが
命を削りながらトレーニングをしている。
私もフローに乗れるように
ものごとに超集中してイかねば!と
気合いが入った素晴らしい講演だった。
なぜあんなに話が上手なのかと思ったら
森末サンは落語が趣味でご自分でも
やられているとのこと。
なるほど納得である。
森末サンブラボー!!!
おぱぱへい!!!!!!