サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

日本人と宗教

日本人は無信仰で無宗教と答える人が多い。
日本に住んでいると全く感じることがないが、
日本人の宗教観は独特であると言われている。
正月には神社に参拝し、
結婚式を教会で行い、
葬儀はお坊さんに読経してもらう。
外国人から見るとかなりわけがわからないらしい。
神社やお寺でウェディングドレスを着たり、
教会でお坊さんが誓いの言葉を
主導したりはしないので、一定の秩序は存在する。
日本は多神教の国である。
多神教は寛容であるとも言われている。
いわゆるダイバーシティ(多様性)とも
親和性があるような気がする。
また神仏習合により
神道と仏教が融合調和してきた。
そんな私もご多分に洩れず典型的な
日本人の宗教観を持っているが、
そんな日本が私は好きだ。

超現実を現実化する

サルバドール・ダリの有名な作品、
「記憶の固執」に描かれている柔らかい時計。
時計がぐにゃっとなっていて
溶ける時計とも呼ばれる。
キッチンでカマンベールチーズが溶けていくのを
見てインスピレーションを受けたらしい。
この柔らかい時計がグッズとして
売られていることを知った。
「超現実を現実化する」のも面白い。
現実化すると不便なものも多そうだが笑、
何よりインパクトがある。
超現実の絵画などの作品を見て
イデアを考えるというやり方も手だと思う。
ダリはフロイトの心理学に傾倒したが、
やがて科学へ興味の対象が移行していったらしい。
全方位への関心がいかに大事かをヒシヒシと感じる。
「文系」「理系」という分け方は
弊害が多いように思える。
理解出来る出来ないは置いておいて
シャットダウンせずとりあえず全方位、
自分を解放しておこう。

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自動記述8

燃えていく。
燃えていく。
後ずさりするくらい燃えている。
前かがみになって泣いている。
それでも時は過ぎ去っていく。
これでもかというくらい打ちのめされる。
隣人を信じられなくなる。
家の中に閉じこもる。
あなた以外は信じられない。
それだけでいいと世界が思う。
草原の動物が静かに眠りその時を待つ。
記憶の存在意義が明らかになり、
知識の無意味さが露呈される。
五感を拠り所に感じるままに
目の前の幻想を振り払っていく。
雨の音を子守唄にしながら
ナマケモノのようにのろのろ動く。
山に風が衝突して木っ端微塵。
更地に湖が出来る。
マグマでほどよく温められた泉に浸かり
全てを忘れ去る。

今日も企業で作業、士業で創業

今日も企業で作業、それが私の稼業~♪
そんなら士業で創業~♪
世の中には士業っちゅうもんがある。
サムライギョーとも呼ばれている。
弁護士、公認会計士、税理士、
社会保険労務士不動産鑑定士
行政書士弁理士司法書士
土地家屋調査士一級建築士など。
上記の士業は独占業務が存在する。
それに対して中小企業診断士
独占業務が存在しない。
それゆえ「中小企業診断士」を対外的に
アピールするのがとても難しい。
何でもありだからだ。
何でもありは何でもないのと同じだ。
例えば東京協会の膨大な研究会の
内容を見るとカオス感が半端ない。
http://www.t-smeca.com/lab/
この際、逆手にとってこの「カオス感」を
アピールポイントにしてもいいのかもしれない。
中小企業診断士はアピール方法を
確立しなければいけないと思う。
何とも摩訶不思議な資格である。
まあ資格を拠り所に創業する時代は終わった。
どうでもいいと言えばどうでもいい。
カオスから実益を産み出せるように
なりたいものだ。

ラモーンズと芸術と経営と

泣く子も黙るラモーンズ
みんな大好きラモーンズ
The Ramonesは芸術的であり経営的だ。
爆発しちゃってる。
ニューヨーク発の最重要パンクバンドの一つ。
ロンドンパンクムーブメントに留まらず、
世界的に大きな影響を与えたバンドである。
何が芸術的で経営的かって?
ラモーンズはスリーコードで
ギターソロもほぼゼロで曲が圧倒的に短い。
その上キャッチーでポップ。
ミニマリズムに徹している。
それしか出来なかったのかもしれないが、
あえてそぎ落とすことは
芸術的であり、経営的である。
全員ライダースジャケットを着て演奏し
全員ラモーンの姓を名乗る。
印象的なロゴマークを引っさげていた。
一発でラモーンズとわかるように。
ブランディングが完璧になされている。
多くのフォロワーも産まれた。
哲学がなければ成立しない。
20年以上も活動することは出来ない。
中途半端なところがなかった。
それらが世界的に認知された要因だと思う。
ラモーンズのオリジナルメンバーは
もう全員天国に行ってしまった。
あの世でもワンツースリーフォー!と
爆音を鳴らしているのだろうか。
最早レジェンドである。

憧れ(目標)×憧れ(目標)という領域

誰しも憧れの人や目標となる人はいると思う。
ああなりたいという気持ちが原動力になり
高みに到達することは素晴らしいことだ。
しかし憧れや目標となる人を
ただただ目指すことは限られた人生で
はたして有益なことなのだろうか。
誰かのようになりたいと目指すことは
すなわち模倣者になることであり
フォロワーになることである。
そして「憧れのようになること」は
極めて困難であることが多い。
ここでオススメするのが、
憧れや目標である人が複数いる場合、
憧れ×憧れのイメージで両方の要素を
兼ね備えた人間を目指すというやり方だ。
簡単に独自のカラーを出せる。
「憧れ」も結局、要素に分解出来る。
いいな~と思っているということは
その対象の何らかの要素に対して
いいな〜と思っているだけだ。
その要素が何なのかを考えて、
組み合わせれば独特な領域が見えてくる。
複数の憧れの要素を組み合わせば
どんどん独自の領域が見えてくる。
そこをあなたは目指すべきだ。
その領域へのハードルが高くても
目指す価値はあるはずだ。
誰もそれをなし得ていないのだから。
チュイーン。

ブルートシンク発想法

ブルートシンク発想法というアイデア発想法がある。
ブルートシンクは英語でbrutethinkになる。
bruteは獣という意味で、
「理性によらない」という意味もある。
ブルートシンク発想法は、普通に考えて
共通性がないものを組み合わせて考える発想法だ。
例えば、「ブログネタを考える」という
テーマをブルートシンク発想法で考えてみる。
共通性のないものを1つテキトーに選ぶ。
「カーテン」にする。
カーテンから連想出来るキーワードは
「保温機能がある」「色々なデザインがある」
「ゆらゆら揺れている」「光を遮る」
「外から見えない」などが浮かんでくる。
これからブログネタに関して考えてみる。
「色々なデザイン」から
「ブログのデザインがイっちゃっている人を
探して書いてみる」、
「外から見えない」から
アウトサイダー・アーティストについて
何かを書いてみる」のもいいかもしれない。
一見、何の関係もないと思えるものから
アプローチしてみるブルートシンク発想法は
何が出てくるかわからないワクワク感がある。